|
新庁舎建設より市民生活最優先に
市長……建設については「計画を進める」
たかしま均市議は、市長の施政方針に基づいて質問。市長は、「福祉の増進につとめる」「市民生活最優先に」と答えながらも、新庁舎建設については「計画を進める」と答弁し、選挙前には「新庁舎建設には見直す点がある」と主張していながら、その内容についての明確な回答は得られませんでした。議会で請願採択された私立小中学校補助金など、予算の復活を求めた質問には「来年度の予算編成の中で話が出てくるだろう」と、曖昧な回答に終始しました。全学校の警備員の常時配置については「検討したが行えない」との回答でした。
|
|
「30人学級について、市長の見解は」
教育長……「40人より30人、30人より20人がいい」
細野龍子市議は、市独自で教員採用ができる特区制度を利用して30人学級実現を求めました。教育長は「国と都がやるべき」と答えつつも「国に要望していく」と表明。少人数学級に唯一背を向ける東京都にも実施を求めるよう強く要望すると約束しました。細野市議はまた、介護制度「改正」によって、ヘルパーの時間削減やベッドの取り上げなど介護サービスが削減されており、市民と事業所の現場の状況を調査するように求めました。「調査しない」との答弁に対し、職員が市民の声や要望、事業者やケアマネの声を聞くよう重ねて求めました。
|
|
「町田の教育は何に基づいて行われてきたのか?」
教育委員長……「憲法、教育基本法に則った教育目標に基づいて」
佐藤洋子議員は、「教育基本法改定を許さず、子どもが尊重される学校、地域を」というテーマで質問しましたが、市長は賛否についての意見を避け、教育委員長が町田の教育の目標は一人一人の個性尊重、平和を愛すること、社会の一員として主体的に地域にかかわることを明文化していると答弁。米軍再編、騒音問題や生活援護課の窓口に女性議員の配置をという質問に、助役が「他の議員に答弁したことと変更はありません」と答弁したことに対し、議会運営委員会から「もっと丁寧に」と注意が行われました。
|
|
「乳幼児医療費の無料化拡充を」
市長……「先進都市といえる施策展開したい」
佐々木とも子市議は、乳幼児医療費無料化拡充のため、就学前までのあと2歳分の所得制限を撤廃するよう求めました。市長は「子育ての方に(支援が)足りないと感じている。先進都市といえる施策を展開したい」と述べ、保育園の待機児解消では、部長が「老朽化した公立保育園の建て替えを早急に実施計画にのせ定員増を図っていく」と答えました。ほかに、「訪問介護車両の駐車禁止適用除外について」と「ごみ指定袋の値下げについて」市長の見解を問いました。
|
|
「政治資金パーティーへの関与は?」
市長……「3月の答弁は訂正します」
とのむら健一市議は、政治資金パーティー問題での石阪市長の関与を含めた真相を全面的に明らかにすべきとただしました。市長は、「メール番号をいただいたという3月の答弁は訂正する。北薗市長室長から私どもに送られてきた」と答えました。分譲マンション施策充実の質問で、耐震診断、改修助成については、「研究したい」。管理組合への支援充実は、「専門家の相談体制を充実していく」。減免のPRは、「税務部と連携する」と答えました。
|